ふたりのライフプラン(人生設計図)を考えよう!
夫婦は、これからの人生、お互いに協力しあって作っていくことになります。
子どもを持つ、マイホームを購入する、キャリアアップのために転職する、独立開業するなど、人生において叶えたい夢がたくさんあると思います。
夢を叶えるためには、夫婦の協力が必要不可欠です。子どものこと、住まいのこと、キャリアのこと、お互いの家族との関わり方など、お互いの価値観を尊重し合い、どういう家庭を築いていきたいか、どんな夢を叶えていきたいか、夫婦でじっくり話し合い共有していくことが理想です。
そのときに考えてほしいのが、ふたりのライフプランです。
ライフプランとは、これからの人生でいつ、どのような夢を叶えたいかを描く人生設計図のことです。
例えば、内閣府が全国の15歳から49歳の未婚・既婚の男女に実施した妊娠・出産に関する意識調査では、男女の考え方の違いが分かります。
Q 「将来、自分が子どもを持つのか持たないのか、どのようにその希望を実現するか」といった観点から人生設計(ライフプラン)について、どの程度考えたことがありますか。
「考えたことがある」(「よく考えたことがある」「少し考えたことがある」の合計)人は全体で53.9%
男性全体では、47.3% 女性全体では、60.7%
男性年齢別
25ー29歳 46.6%
30ー34歳 53.3%
女性年齢別
25ー29歳 64.5%
30ー34歳 70.0%
出典「妊娠・出産に関する意識調査」(平成31年 内閣府)
子どもを持つかどうかということは夫婦の人生設計において、重要な要素のうちの一つです。調査結果からは、男性よりも女性のほうが、子どもについて考えたことがある人の割合が多いことが分かります。男性は、約半数の人が子どもについて、あまり考えたことがないという結果になっています。
お互いに魅力を感じ、惹かれ合って結婚したふたりでも、完全に価値観が一致しているというカップルは少ないと思います。
特に現代は、価値観が多様化している時代です。結婚生活に求める理想も異なることもあります。
共働きがよいのか、子どもが欲しいのか、住まいは持ち家か賃貸か、旅行や趣味を楽しむ頻度、車を所有するかどうかなど、結婚後の生活スタイルは様々です。
お互いの価値観の相違による結婚生活上の大きなトラブルを防止する意味でも、ライフプランを作成して、お互いの結婚生活のイメージをすり合わせてくとよいでしょう。