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知っておきたい、子どもの医療費助成制度

子どもが小さいうちは、よく風邪を引きがちで、活発な子どもはケガがつきものです。そのため医療機関にかかる機会も増えていきます。病気やケガで健康保険を利用して診療を受けると自己負担分の支払いをする必要がありますが、多くの自治体では「乳幼児医療費助成制度」「小児医療費助成事業」などの名称で、子どもの医療費を助成する制度を設けています。

 

制度のポイント

 

助成の対象となるのは、中学生までとしている自治体が多いですが、東京都千代田区のように、一部高校生まで対象としている自治体もあります。

 

助成される範囲は通院のみ、入院のみ、通院・入院両方など各自治体で違いがありますが、健康診断、予防接種、差額ベッド代などの保険適用外のものは対象となりません。

助成額も自己負担額の全額としているところや、1回の自己負担額に上限を設けている自治体もあります。

 

利用方法は、お住まいの市区町村役場の担当部署に申請をして医療証の交付を受け、医療機関に提示することによって自己負担分の支払いが不要になるというケースが多いです。

 

家計に役立つ子どもの医療費助成。利用には親の所得制限を設けている自治体もありますので、まだ利用されていない方は、一度お住まいの市区町村役場の担当部署に制度利用の相談をしてみてはいかがでしょうか。