物件価格だけじゃない!マイホーム購入にかかる費用を知ろう
マイホームの購入に必要な費用は、売り出されている物件価格だけではありません。購入時の諸手続きにかかる費用、税金などがあります。さらに、マイホームを所有している間、ずっとかかり続ける費用もあります。物件価格だけを考えて購入したものの、色々な支払いが重なり「こんなはずじゃなかった!」を防ぐために、マイホームの購入にかかる全体の費用をしっかり押さえておきましょう。
購入時にかかる諸費用は概算で物件価格の3%から7%程度ですが、購入物件や住宅ローンの借り方によっても変わってきます。条件によっては目安よりも多くの費用が必要となる場合もありますから、余裕をもった見積もりをしておくと安心です。諸費用の主な項目は以下のとおりです。
1 印紙税
主に、不動産売買契約書、金銭消費貸借契約書、建築請負契約等の契約書を作成する際に必要です。
2 登録免許税主に、所有権保存登記、所有権移転登記、抵当権設定登記をする際に必要です。
3 仲介手数料
不動産会社の仲介で買う場合、所定の手数料が必要です(宅地建物取引業法上限の定めあり)。
4 ローン費用等
金融機関から借り入れを行う場合、事務手数料やローン保証料、団体信用生命保険料、火災保険料等が必要です。
5 不動産取得税
マイホームを取得した際、都道府県が火星する税金です。
6 司法書士報酬
登記の依頼をした場合必要です。
7 日割清算金
固定資産税・都市計画税、管理費・修繕積立金などを所有権移転日で日割り計算して売り主へ支払い精算を行います。
8 その他
引っ越し代や新たな家電家具の購入費用、マンションの場合は、管理費や修繕積立一時金、一戸建ての場合は水道負担金、中古物件の場合はリフォーム代が必要になることがあります。
マイホームは購入したら終わりではありません。マイホームを所有している限り、様々な費用が必要です。
1 住宅ローンの返済
毎月払う必要があり、20年から35年の長期渡る支払いになることが多いです。
2 維持・管理費
どの物件でも共通してかかるのが、固定資産税・都市計画税です。マンションを購入した場合は、毎月、共用部分の清掃や設備の管理運営を行う会社への支払いになどの充てられる管理費やマンションの大規模修繕に備えて積み立てる修繕積立金の支払いがあります。車を所有するならば、駐車場代も必要です。
一戸建ての場合は、マンションのような毎月の支払いはないものの、いつかは修繕が必要になりますので、計画的に修繕費を準備しておく必要があります。
マイホームの購入には、税金や仲介手数料などの費用が余分にかかるため、何が、いつ、どの程度必要になるか事前に把握して、購入資金の準備を進めましょう。